こんにちは。
bとdがなかなか覚えられなくて英語が嫌いだったぼくです。
その当時は、割と本気で世界中の人が日本語を話せばいいのにって思っていました。
そんなぼくでも、英語を劇的に伸ばして英語一本足打法でMARCHに合格できたので、その勉強法をご紹介できればと思います。
わかりやすいように、時系列に沿って書いていきたいと思います。
中学生のときの英語力と英語勉強法
中学生のときの英語力は本当にダメダメでした。
この当時の英語勉強法なんてものは人様に紹介できるようなものではありませんが、
・学校で授業を聞く
・塾で授業を聞く
・学校の課題をたまにやる
こんな感じでした。
授業こそ聞いているものの、学校の課題はほとんどやってすらいませんでした。と思ったけど、考えてみれば結構な頻度で授業中も寝ていました。英語とか国語とかつまんないんですよね。ま、他の科目でもしっかり寝ていましたが。
さすがに3年生になると高校受験に内申点が影響するので一応提出はするようになりましたが、ワーク類はひたすら答えを写していました。それでも眠気には勝てません。
ワーク類は答えを写せば一瞬で終わるので良いのですが、英語の単語書取り帳はとにかくめんどくさいんですよね。
↓英語の単語書取り帳はこんな感じのやつです。大っ嫌いでした。

とにかく楽して終わらせようと、ペンの3本持ちを開発しました。
研究の末、Dr.Gripの3本持ちが罫線の幅にぴったりだった記憶があります。
こんな勉強をしていて英語の成績が良いはずがありません。
高校受験はしっかり失敗して、自称進学校に行くハメになりました。
田舎の自称進学校に進学
ちゃんと勉強しなかったツケが回ってきて、しっかり自称進学校の高校1年生となったぼくは、電子辞書というアイテムを手に入れました。
とはいえ、勉強のスタイルはあまり変わりません。
相変わらず授業中よく寝ていたわけですが、電子辞書というアイテムは暇つぶしに役立ちました。
ぼくはカシオの電子辞書を使っていたのですが、
あれってお絵かきできるんです。それもカラーで。
あとは、世界の名著とか、なんかいろんなデータが入ってるんですよ。
なので授業中は電子辞書で遊んでいるか、寝ていました。
あれ?勉強法の話は?って思いますよね。
ぼくの英語快進撃はここからです。
転機は「電子辞書の押し間違い」と「文法書」
授業中暇つぶしにずーっと使っていた電子辞書ですが、検索欄に「はてなマーク」を打てることに気付きます。
特に意図して押したわけではなく、適当にいじっていたときに偶然押してしまっただけなのですが電子辞書の「はてなマーク」の存在に気付きます。
カシオの電子辞書だと、
英和辞書で「記号 – &」ボタンを押すと「?」と「〜」が選べます。
そこで「?」や「〜」を入力すると使い方が表示されます。
<文字数がわかっていてスペリングが不明な時>
ワイルドカードサーチではスペリングのわからない文字の代わりに「?」を入力して下さい
<文字数もスペリングも不明な時>
ブランクワードサーチでは連続した数文字分のスペリングがわからない部分に「〜」を入力して下さい
使い方の説明だけをみると、意味がわかりませんでした。
なので、しばらくその機能を活用することはありませんでした。
電子辞書の「?」や「〜」の機能の発見から遅れること数ヶ月、
バカのくせに「慶應にいきたいなー」と思い始めます。
で、近所の本屋さんに行って「慶應の◯◯」みたいな本を探しました。
そこで『世界一わかりやすい慶應の英語 合格講座』という黄色い本を見つけます。
※当時この本を見つけた理由は黄色で目につきやすかっただけなんじゃないかなと思ってます。
バカなのでとりあえず買います。
家に帰って読みます。
読んでみると、バカにもわかりやすく書いてあるんですよ。これが。
この人の授業を受けられないかなーと、著者プロフィールをみるとオンライン予備校で講師をやってるって書いてあったんです。
なので調べてすぐに申し込みました。月額980円のオンライン予備校です。
わりと最初のほうで出てくる、高1・高2英語 <英単語入門編>が役に立ちました。
スタディサプリ高校講座公式ホームページ:
https://studysapuri.jp/course/high/
今は倍近くに値上がりしてしまったみたいですが。
英単語の勉強をしていると、似たような単語の多さにストレスが溜まりますよね。
たとえば、「a」で始まって「tion」で終わる単語はジーニアス英和辞書だけでも156個も載っています。
パッと思いつく単語だけでも、action, auction, audition, aviation, annotation, association, addictionなどです。
こういう似た単語を、別々のタイミングで勉強すると間違って覚えてしまいやすくなります。
たとえば、actionは行動って意味ですよね。この単語を学習した数ヶ月後、別のチャプターでauctionという単語が出てきたときに、actionと読み間違えたり、actionにオークションという意味もあると間違って覚えてしまったりします。
同時に勉強すれば、区別して覚えられたはずのものが、別々のタイミングで勉強することで2つが混同してしまうことがあるわけです。
そもそも論として、英単語にはある程度パターンがあるのです。
「tion」で終わる単語は名詞であることが多いということしか言えませんが、
「en」で始まる単語は同じような単語の成り立ちであることが多かったりします。
en(場合によってはem)で始まる英単語は、「〜の中に入れる」、「〜にするという」ような意味合いがあります。
たとえば、enableは単語の成り立ちとして、[en] + [able]です。
ableは「可能、できる」という意味で、en(「〜にする」)と組み合わさって「可能にする」という意味の単語になっています。
こんな感じのことをスタディサプリの授業で勉強しました。
スタディサプリ高校講座公式ホームページ: https://studysapuri.jp/course/high/
英単語を効率良く学習できる方法を知ったわけです。
これだけで成績が劇的に伸びるということはありませんが、英単語の小テストは乗り切れるようになりました。
スタディサプリを使い続けた
スタディサプリと電子辞書のおかげで英単語の小テストを乗り切れるレベルになったとはいえ、依然としてバカから脱却できていません。
それでも、学校の授業よりもわかりやすいスタディサプリの授業を見続けていました。
もともと勉強が好きじゃないぼくなので、集中力が続かず、1日1時間くらいが限界でしたが。
そんな短い勉強時間でも、少しずつ成績が上がり、定期試験や模試のたびに順位が上がっていきました。
入学時には、自称進学校のなかでも真ん中くらいという残念な成績でしたが、2年生の夏休み前には、英語だけは校内1位を争えるようになります。
大躍進した夏休み
さて、校内1位を争えるようになってくると、今度は負けたくないという気持ちが出てきます。もっと早くその闘志を出せよバカという指摘は勘弁してください。
そこで夏休みに2つのことを始めます。
ひとつは、家の学習環境を整えること。もうひとつは、よく寝ることです。
言い訳ではありませんが、我が家の学習環境は良くありませんでした。
兄弟2人分の学習机が一つの部屋に置いてありました。小学生のときから使っている古い学習机です。
高さが合っていないのか、肩凝りや座り心地の悪さに悩んでいました。
一時は、肩凝り解消のためにピップマグネループを使っていたほどです。
そんな使い勝手の悪い机とはおさらばして、新しく買い換えることにしました。
この話は別の記事で。
それと時をほぼ同じくして、テレビでパンパースのCMを見ます。
赤ちゃんは寝ている間にも学習します!これをゴールデンスリープと呼びます!
たしかこんなCMでした。
赤ちゃんが寝ている間にも学習するなら、高校生だって寝てる間に学習できるんじゃないか?と考えます。
そこで眠くなったら無理をせず寝るという戦略を採用しました。
一応、自分のなかで、眠くなりそうな時間帯は暗記系の勉強をするというルールを作りました。
そんな勉強方法をやっているうちに、英語だけ校内1位は揺るがないものになりました。
文法書と英英辞書
この時点で、校内に英語敵なしになるのですが、今度は別の問題が出てきます。
いろんな人に、英語を教えて欲しいと言われるようになってしまいます。
特に、英語の授業直前に「ここの訳を教えてほしい」とか「この文法ってなんでこうなるの?」と聞かれるのですが、全てに答えられるわけではないのです。
当時、周りよりも成績が良かった理由は、他の人よりも多く英単語を知っていただけなんです。
でもわからないとは言いづらいじゃないですか。
だから、プライドを維持するために、高校で買わされた文法書を読み始めました。
改めて文法書を読んでみると、意外にも初歩的なことを勘違いしていたりします。曖昧な部分というのもかなり多かったです。
家のソファで寝そべりながら1日20ページずつ読むようにして、1ヶ月くらいで読み終えると、文法的な部分にも自信がついてきます。
英作文をする場面でも、「文法に自信がないから別の表現を考えよう」ということがなくなります。
文法書を一通り読んだあとに受けた進研マーク模試は満点になりました。所詮は進研模試ですが。
それでも、模試で満点を取れたのは自信になります。
なのに、クラスメイトから聞かれる質問すべてには答えられません。
けっこう苦労したのが、「教科書の文章を日本語訳を教えて!」というものです。
電子辞書に入っている複数の英和辞書で調べるのですが、しっくりくる訳語が載っていません。
そこで、自分なりに考えてたどり着いたのが英英辞書を使うという方法です。
最初は、単語を説明する単語の意味がわからないということもありましたが、だんだん慣れてきます。
英和辞書は意味だけが羅列されていることが多いですが、
英英辞書は意味の説明のほかに類義語や対義語が載っていることがあります。
英英辞書を活用すると、その文脈に応じた適切な日本語訳を考えることができる上に、入試でよく出てくる、類義語や対義語を問う問題や、英単語の説明としてももっとも合うのはどれかという問題に対応できるようになりました。
教養も必要になる
ある程度英語の学習が進んでいくと、語学以外の教養も必要になっていきます。
たとえば、letter of credit という単語があります。
この意味を英和辞書で調べると、「(貿易)信用状」と出てきます。
この「信用状」とはなんなのかを説明できますか?という話なのです。
この用語を正しく理解するには、貿易について勉強しなければいけません。
とはいえ、貿易の知識は大学受験に役立ちません。
そのため、それくらいのレベルになったら、問題演習やスタディサプリの講義などで数をこなして少しずつ語彙力を高めていくことになります。
これが、実際にぼくがやってきた英語の勉強方法です。
英語以外ろくに勉強していなかったバカですがMARCHに合格できました。
ちなみに、ぼくが行きたかった慶應にはしっかり落ちました。
大学に入ってから聞いた話ですが、世界史は「もぎせか」がいいらしいですよ。