GoogleやYahooで検索してこのページにたどり着いた方は、
ご自身が通っている高校が自称進学校なのではないか?と思っていると思います。
自称進学校の定義は曖昧なものですが、
偏差値50台後半から60台前半くらいのことだと思っています(私見です)。
ちなみに、田舎のほうが高校の数自体が少ないので、学力の幅が広いようにも感じます。そのため、同じ高校から有名大学に進学する人もいれば、クソみたいなFラン大学に進学する人もいるとも思っています。
この記事では、偏差値50台後半から偏差値60台前半までを自称進学校と定義して進めていきます。
自称進学校の平均は偏差値40台の地方私大
高校のホームページには、具体的な進路実績が掲載されています。
愛知県内のとある高校の進路実績ですが、
自称進学校の進路実績はだいたいこんな感じではないでしょうか。

まずは、自分が通っている高校の、主要な進学先を知るべきです。
そのときに注意すべきは「主要」という言葉の意味です。
進学者が1人だけでも、「高校にとって主要」なら「主要な進学先」です。
逆に、何十人も進学していても「高校にとって主要」でなければ「主要な進学先」ではありません。
基本的に、資料は作成者にとって都合の良いように書かれています。
重要なのは、進学者の数です。ここをしっかりと確認することを強くおすすめします。
僕は、高校生のときから「進学者の数」のデータをしっかりと見るようにしていました。
なぜか?
進学先のボリュームゾーンとなる大学のレベルを知っておけるからです。
上の画像の高校であれば、中京大学、名城大学、名古屋外国語大学あたりがボリュームゾーンです。
そしてちょっと出来が良い層(概ね学年の上位10〜20%以内)なら南山大学に行けそうだ推測できます。
次は、これをどう解釈するかです。
①普通にやって中京大学、名城大学、名古屋外国語大学に合格できるんだ
②ちょっと頑張れば南山大学に合格できるんだ
③普通にやってたら中京大学、名城大学、名古屋外国語大学にしか合格できないんだ
①の考えをする人は中京、名城にすら受かりません。名古屋外国語大学は割と受かります。
②の考えの人は南山に受かる人もいれば、中京、名城あたりに進学する人もいます。
③の考えの人は、もしかしたら日東駒専以上に行けるかもしれません。結局中京の人もいます。
そもそも自称進学校とは?
多くの高校生は、自分が通う高校のことを半ば自虐的に「自称進学校」だと言います。
たしかに過去の進学実績をみると今一つ冴えない高校というのは多く、自称進学校だと言いたくなる気持ちもわかります。
実際、私が通っていた高校は、東大合格者は直近3年間でゼロ。
早慶は2年前に浪人で唯一ひとりだけ。MARCHですら一桁台。
地方の微妙な国公立が大多数という進路実績をみて、進学校だとはとても思えませんでした。
もちろん下をみれば専門に短大、四大でもFランという進学実績です。
どう考えても、自称進学校というほかありません。
自称進学校に明確な定義はありませんが、
進学実績に大きなムラがある高校は「自称進学校」であると考えています。
ではなぜ、自称進学校は進学実績にムラができてしまうのでしょうか。
その答えとして、(特に地方において)生徒の数と高校の数が少ないということが挙げられます。
例えば学区内に5〜10校しか高校がなければ、
トップ校の偏差値が60台後半、2番手校の偏差値が60台前半ということがよくあります。
となると、偏差値が5刻みでしか高校がないため、
トップ校には偏差値70越えもいる一方で偏差値63くらいが紛れていたりするわけです。
つまり、地方ではトップ校さえ玉石混交です。
自称進学校の先生たちは、生徒の能力に大きなムラがあるなかで教えなければならないのです。
自称進学校の課題は、生徒の能力ムラ
効果がなさそうな課題を無駄にたくさん出されたりすると、
自称進学校のくせに!と自分が通う高校に不満を持つことがあると思います。
しかし、先生たちだって決して自称進学校にしたいと思っているわけではありません。
生徒全員に満足いく受験をして欲しいと思っているものでしょう。
とはいえ、いざ授業をするとなると気になるのはやはり生徒の能力のムラです。
優秀な生徒もいれば、ダメダメな生徒だっているわけです。
どちらに主眼を置くのかで授業のやり方は変わっていきます。
実際には、両極端に主眼を置くのではなく平均的なレベルに合わせて授業をせざるを得なくなります。
しかし、そのままでは自称進学校から抜け出せません。
全体のレベルを底上げする方法はないか?と考えると、
結局、多くの課題を出して半ば強制的に勉強時間を確保させるしかなくなってしまうわけです。
(まあ、それでも効果が出ないから今も自称進学校がたくさんあるわけですが。)
ではどうしたら自称進学校から有名大学に合格できるのか?
自称進学校に通っている以上、学校の授業にあまり期待することはできません。
学校の授業通りにやったとしても、結果はその高校の合格実績での平均よりちょっと上くらいでしょう。
もし、自称進学校の授業にさえついていけないようであれば、勉強の基本を見直したほうが良いかもしれません。
(「勉強の基本を見直すこと」については後日、別で記事にします。)
では、自称進学校から有名大学に進学するためにはどうしたら良いのでしょうか。
その答えはすごくシンプルで、質の高い授業を受けることです。
高校3年で大学受験が終わってみて、
有名大学に合格した同級生は多くが東進に通っていたことに気付きました。
高校生当時の私は、
「映像授業で対面授業と変わらない授業料を取る東進はあくどい!嫌い!」と思っていました。
しかし、いまになって思うことをかなり誇張すると、
ハイレベルな講師の授業を受けられる東進は、地方の教育格差を是正する正義のヒーローだ!
私自身が東進に通っていたわけではないけれど、周囲の実績をみると東進はすごいと思います。
でも、高い。映像授業なのに。
そんなことを思った私は、映像授業だったらネット配信できるよね?と思うわけです。
そしてインターネットで検索して見つけたのが、受験サプリです。
いまは名称が変わってスタディサプリになっています。
スタディサプリ高校講座公式ホームページ:
私が使っていた当時は月額980円。
今はけっこう値上がりしています。
スタディサプリをゴリ押しみたいで恐縮ですが
「東進高い!スタディサプリ安い!東進最低!スタディサプリ最高!」というつもりはありません。
今回の記事で一番お伝えしたかったことは、
地方の自称進学校から有名大学に合格するなら映像授業を受けるべきということです。
東進はたしかに高いですが、自習室を提供してくれますし、
映像授業を視聴するためのパソコンだって備え付けられています。
困ったときに相談できるチューターもいます。
東進公式ホームページ:
https://www.toshin.com/index.php
スタディサプリは安いですが、自習室は提供してくれません。
パソコンやスマホは自分で用意しなければなりませんし、
スマホで見れば、通信容量を使ってしまいます。
映像授業の東進とスタディサプリは一長一短だと思っています。
映像授業をオススメしてるけど、予備校とか個別指導塾はどうなの?と思われるかもしれません。
それについて、私は予備校や個別指導塾すべてが悪いとは思っていません。
個別指導塾なら優秀な講師がいれば良いですし、
予備校であれば、講師が優秀で、他の受講生も優秀なら良いと思っています。
実際のところ、そんなこと滅多にありませんが。
個別指導塾では1回の授業での売上額が小さいため、
優秀な講師がいることは稀で、講師がFラン大学卒ということも決して珍しくありません。
一方で、予備校は大手であれば講師は比較的優秀な方が多いです。
集団授業なので、ある程度の給料を払うことができるというのが理由です。
しかし、予備校でネックなのは他の受講生です。
結局、近所の高校生たちが集まるわけですから、高校と生徒のレベルは変わらなかったりします。
そうした理由から、
自称進学校から有名大学に進学したいなら映像授業を積極的に利用すべきです。
まとめ
・自称進学校は、生徒に学力のムラがある。
・質の高い授業を受けることで有名大学に合格できる
・地方で質の高い授業を受けるには映像授業が最適
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クレジットカードの登録が必要ですが、無料期間中に退会すれば料金はかかりません。
スタディサプリ高校講座公式ホームページ:
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