大学受験に合格するためのタイムマネジメント
大学受験に失敗したい!第一志望に合格したくない!なんていう人はほとんどいませんよね。
多くの人が大学受験に合格したいと思っているのに、みんながみんなうまく行くわけではありません。
別の記事では「受験で失敗する人の特徴」を紹介しましたが、今回は、受験で合格する人の特徴のひとつであるタイムマネジメントについて紹介します。
大学に合格するタイムマネジメント
◯◯大学合格に必要な勉強時間は◯時間!
こんなふうに、書いてある本やネットの記事を目にしたことはありませんか?
資格試験などでも◯時間は勉強が必要です!と書いてあったりします。
とはいえ、それはあくまでも標準的な場合というのか、平均的な場合の話。
もともとある知識や学力のレベルは人によって違いますし、1時間あたりの勉強効率だって個人差があります。
目安の時間よりも短く合格したいのであれば、標準的な人よりも1時間あたりの勉強効率を高める必要があります。
勉強の成果 = 勉強時間 × 勉強の効率
ここを履き違えると、1日12時間勉強したとしてもFラン止まりなんてことがありえます。
(註:Fラン:Fランク大学。ボーダーフリー、要は誰でも入れる大学。)
大学に合格するタイムマネジメント
大学に合格するならまずは自分の勉強時間を把握する
まずは、自分が1日にどれくらい勉強しているのかを把握することが大切です。
おそらく、勉強が好き!という人でなければ、
毎日1時間くらいは勉強してる!と思っていても実際にはその半分以下の勉強時間である可能性が高いです。
集中力を持続すること自体が、勉強開始当初は大変です。
そこで、おすすめしているのがスタディプラス。
ストップウォッチでも良いですが、勉強時間を記録する手間があり時間がもったいないです。
スタディプラスは教材の登録などに最初こそ時間がかかりますが、その後は簡単に勉強時間を記録することができます。
実際にスタディプラスを使い始めた当初に感じたことは、
「え!こんなに時間が進んでないの?」ということ。
楽しい時間は早く流れますが勉強の時間はゆーっくり流れます。
大学に合格するタイムマネジメント
自分の勉強時間を把握したら計画を立てる
自分の勉強時間を把握してみると、全然勉強時間を確保できていないことがわかると思います。
そしたら、次に勉強の計画を立てるわけですが
ここで大事なことは実現可能性がない計画は立てないこと。
計画の立て方は、
① 自分がスパルタ先生になった気持ちで勉強時間をとにかく多めに考える
② ①で立てた計画から、優しい先生の気持ちでちょっと勉強時間を減らす
③ ②で立てた計画から、自分が思う「でも・だって」の分だけ勉強時間を減らす
④ ③で立てた計画に、自分の合格したいと思う気持ちの分だけ論理的に勉強時間を足す
こんな感じです。
実際には例えば、
①
1日12時間は勉強しなさい!
②
1日8時間睡眠、風呂、食事、学校を考えたら12時間なんて現実的じゃありません。
部活がない休日なら12時間はできるかもしれませんが
平日は学校で約10時間、睡眠で8時間、食事やお風呂で1時間はかかります。
家での勉強は5時間がせいぜいです。
③
でも休日は友達と遊びにも行きたいし、家族との用事でそんなに時間を取れないことだってある。
暇な日なら12時間できるかもしれないけど、平均したら休日でも6時間くらいが限界だと思う。
平日も、学校と部活で疲れてるからそんなに勉強できないし、ドラマは絶対見たいから3時間が限界
④
③で自分の気持ちとしては、平日3時間、休日6時間となりました。
休日はたしかに予測しづらい部分もあるので、月間の平均で6時間というのは悪くないラインだと思いますが、1時間だけ足して7時間を目標にしましょう。
平日もドラマの1時間はどうしようもないとしても、あと1時間足して4時間はできそうです。
大学に合格するタイムマネジメント
1日のはじまりは朝5時で考える!
少し考えてみて欲しいのですが、朝5時や6時に友達からラインが来ますか?
ほとんどの人は来ないと思います。
じゃあ夜の9時や10時はどうでしょう?
LINEだけでなく、テレビドラマや眠気、家族の生活音など勉強を妨げる要因が夜には数多くあります。
そうすると朝のほうが勉強を妨害する要素が少ないので集中して勉強することができるのです。
そのため、朝勉強する習慣をつけることを薦めています。
その上で、1日のスタートを朝5時としたのは、勉強時間を確保する上でも睡眠時間を確保する上でもちょうどいい時間だからです。
夜ドラマを見たい人なら、9時台にドラマを見て10時半まで30分だけ勉強して寝れば6時間半睡眠が取れます。
朝5時に起きて家を出るまでの2時間〜3時間くらいで勉強をします。
これだけで、平日の目標4時間の約半分を達成できます。
部活が終わって18時〜19時くらいに帰って来たら、寝そべりながら参考書を読んだり、単語帳を眺めます。
途中で寝てしまってもOKです。むしろ一度居眠りしてください。
注意事項は、晩御飯の時間になったら起こしてもらうこと。
仮眠をとると疲労が取れるので、その後の勉強がはかどります。
晩御飯を食べたら1時間半くらいの勉強と入浴をしましょう。
順序はどちらでも大丈夫ですが、ラインが多くくる時間に入浴のほうが良いです。
自分の友達がご飯を食べていそうな時間やお風呂に入っていそうな時間が勉強をする上で一番のチャンスタイムです。
入浴は短時間で済ませる!という選択肢もありますが、私は長めの入浴もありだと思っています。
入浴中は湯船で携帯を使う代わりに、英単語帳などがおすすめです。
リラックスした環境のほうが覚えやすいこともあるのでお風呂でゆっくりと単語帳を眺めるのは良い勉強方法だったと思っています。
お風呂で英単語という防水仕様の単語帳もありましたが、
お風呂で使えることを売りにしている単語帳はあまりクオリティが高くありませんでした。。
なので、結局学校で使っている単語帳をタオルと一緒にお風呂に持ち込んで、濡れないように気をつけながら使っていました。
これはけっこう意味があったと思っています。
◆英単語帳を効率的に覚える方法は別の記事で 英単語帳をしっかりと覚えるポイントは?
こうしてみると、意外と勉強時間自体も確保できますし、
朝を活用することで、質の高い2時間を確保することができます。
ぜひ実践してみてもらえればと思います。