大学受験

【大学生】就活で留学経験は役に立つ?

 

就活の時期になるとバイトリーダーとサークルの代表と留学経験者が急増する。

 

 

こんな話聞いたことありませんか。

 

 

これが、驚くことにほんとのほんと。

 

 

 

それも結構な確率で留学経験者に出くわします。

 

 

身近にはそんなに留学してた人なんていないのに。。

 

 

 

留学経験者が多い業界

 

そもそも、海外志向の就活生が多い業界では、留学経験者が多くなるのも当たり前。

 

商社や航空会社、船会社や旅行会社など、海外との取引が多い業界や、世界をまたにかけるような業界では、そもそも海外志向が強いので留学経験者が多くなります

 

 

そのほか、某千葉県の専業エンジニアリング会社は内定者全員が海外経験ありだとか。

 

 

こんなに留学経験者が多いのだったら、もう留学経験に価値なんてないんじゃないの!?って思ってしまいます。

 

 

そのあたりについて、いろんな人の話をまとめてみました。

 

 

留学経験から学べること

 

留学をしていない人からすると、留学ってただ海外で勉強するだけでしょと思うかもしれません。

 

 

実際、私もそう思っていました。

 

 

しかし、実際に留学をした人は、慣れ親しんだ文化を離れて、異なる地で暮らす苦労を経験しています。

 

 

旅行で数週間行くのと、留学で半年行くのとでは体感の仕方が異なります。

 

 

旅行では、あくまで自分が楽しめれば良いだけです。

 

ですが、そこで学ぶとなると、現地の文化に適応しなければなりません。

 

 

旅行者は歓迎でも、移民は歓迎じゃない

 

これは、日本国内で考えてみても同じことのように思いますが、

 

中国やタイから旅行者が日本に旅行に来て、お金を使ってくれることは大いに歓迎でしょう。

 

そして、多少の無礼などには目を瞑り、お客様として接すると思います。

 

 

しかし、移民として移り住んで働くとなったら、そんなお客様扱いをするわけにはいきません。

 

郷に入りては郷に従え、という言葉で文化に同化させようとするでしょう。

 

 

 

企業が求めるのは、実務で使えそうなやつ

 

そんな苦労をしている留学経験者といえども、みんながみんな留学後にTOEICスコアが劇的に上がるかというとそういうわけでもありません。

 

 

留学経験ありの700点と、留学経験なしの800点だったらどっちに価値があるのでしょうか。

 

 

 

こんな問いかけをしておきながら、一概には言えないというのが答えです。

 

 

留学経験なしの800点が、学部成績優秀で表彰歴があればそちらに軍配が上がるかもしれません。

 

 

でも、その人がコミュニケーションが苦手で、協調性がなかったらどうでしょう。

 

 

頭はいいけど、使いづらい、使えないやつかもしれません。

 

 

一方で、留学経験がある人は、そんなにTOEICのスコアが高くないとしても、確実に行動力・実行力はあります。

 

 

実際に留学を経験しているわけですから。

 

 

もちろん、留学をしておけば絶対に採用されるなんてことはありません。

 

 

留学してました!留学してました!ということだけをアピールしても何も響きません。

 

 

そこでどんな苦労があったのか、どのように乗り越えたのかという物語があるべきです。

 

 

留学前にアルバイトをしてお金を貯める

 

いままでアルバイトをしたことが一度もありません、というのは少し心配です。

 

 

明るい人柄であれば多少は目を瞑ることができるかもしれませんが、対人折衝能力という意味でアルバイト経験はあったほうが良いでしょう。

 

 

大学4年になる時までに、どんな自分を企業に売り込みたいのかを考えておくことが重要です。

 

 

たとえば、グローバルで活躍できる財務要員として自分を売り込みたいのであれば、

 

・大学2年次または3年次に海外留学し、会計について学ぶ

・TOEIC800点をとる

・簿記2級を取得する

・何かアルバイト経験をつくる

 

といった具体的な目標を定めると良いでしょう。

 

 

大学4年になるまでに使える時間はわずか3年間です。

 

TOEICは留学前と留学後に受験するとして、留学のための勉強をする。

 

簿記の勉強は留学前に語学の学習と並行して行う。

 

アルバイトは朝の時間を活用してカフェで働く。

 

 

こんな風に限りある時間を有効に活用して、いかに自分の市場価値を高められるかを考えなければなりません。

 

 

若いうちの苦労は買ってでもしろといいますが、積極的に苦労してみるものです。

 

 

特に、苦労話は年配の方には受けます。

 

 

1つのことにこだわりすぎるよりも、様々な方面である程度、目に見える結果を残すことが評価をあげるポイントです。

 

 

勉強をしながらアルバイトをして自分でお金を貯めて留学をして、TOEIC高得点、簿記も持ってますと言われたら、あとは企業のレベルと学歴の天秤です。

 

 

それでも、かなり良いところに入れるように思います。

 

 

結局、留学はどうなの?

 

留学経験がないよりは、あったほうが良いに決まっています。

 

でも、大事なのはそこで何をしたかであり、

 

留学しなかったとして、その代わりに何をしたのかということです。

 

 

ですが、非体育会でグローバルに活躍したいのならば、留学をしておいて損はありません。