大学受験

日本大学法学部・N方式入試は合格しやすい?

日本大学法学部A方式入試の記事でも書きましたが、
日本大学法学部の入学試験は、もっとも募集人員が多いものから順に、「一般入試」「一般推薦入試」「AO入試」の3種類があります。

 

一般入試はさらに3つの方式に分かれていて、「A方式」、「N方式」、「C方式」の3方式があります。

 

で、今回の記事は、「N方式」についてです。

 

入試制度の詳細は大学が発行する資料をご確認ください。

日本大学 入試情報

 

日本大学法学部のN方式入試とは?

 

日本大学法学部の「A方式入試」が法学部が独自に実施する入試方式なのに対して、

「N方式入試」は、日本大学が一括して実施する入試方式です。

 

 

日本大学法学部・N方式入試の募集人員は?

 

どこの大学でもそうですが、基本的には学部別に実施される入試のほうが募集人員が多くなっています。

 

 

日本大学法学部法律学科の場合、募集人員はN方式はA方式の半分以下です。

 

 

募集人数10名って、合格できないんじゃない?と思うかもしれません。

 

ですが、合格者数は募集人員の7倍近かったりすることもあります。

 

特にN方式は、複数の学部・学科を併願できる入試制度ということもあり、日本大学だけで何個も合格を勝ち取る受験生というのがたくさんいます。

そのため、大学は一定数の辞退を想定して多めに合格を出しています

 

 

日本大学法学部・N方式入試の試験科目・配点は?

 

日本大学法学部N方式入試では国語・英語・選択科目が各100点の300点満点となっています。

 

そして、A方式同様、「標準化得点」での合否判定が採用されています

 

日本大学法学部N方式入試も採用する「標準化得点」とは?

日本大学法学部A方式入試で採用されている標準化得点は、他の大学でも広く利用されています

 

標準化得点は、選択科目によって不平等が生じないようにするものです。

 

たとえば、同じ配点100点でも、日本史の平均点は40点だけど世界史の平均点が80点だったとしたら、日本史で受験した人がすごく不利になってしまいますよね。

 

このとき、日本史で80点をとった人と世界史で80点をとった人を比較すると、標準化得点は日本史で80点を取った人のほうが高くなります。

 

すごく大雑把にまとめると、他の受験生が出来てない試験で高得点を取れると合格しやすいということです。

 

そのため、受験生全体の平均点が高い科目を選択すると、満点に近い点数を取らないと合格できないなんてことが起こります

 

選択科目の世界史がめちゃくちゃ得意で満点を取る能力があっても、その年の入試で世界史がすごーく簡単で満点続出なんてなったらそれまでの努力が水の泡なんてこともあり得ます

 

 

日本大学法学部・A方式入試とN方式入試の攻略法は同じ

 

日本大学法学部のA方式入試の記事では、英語と国語で合計8割、つまりは160点を稼ぐことができればほぼ確実に合格できるとお伝えしました。

 

N方式は、A方式よりも若干最低合格点が高く、170点前後が必要です。

 

その意味で、N方式は、A方式よりも選択科目の出来が結果を左右すると言えますが、4択のマーク式問題なので0点ということはまずないでしょう

 

そうなると戦略は、英語と国語で8割以上取って、選択科目は運と多少の知識で乗り切る。

この取捨選択をすることで、2科目の成績を大幅に伸ばし、合格の可能性を大きく高めることができるのです。


結局、日本大学法学部N方式入試はおすすめ?

日本大学法学部N方式入試がおすすめかというと、正直なところ微妙です。

 

出願するときには、複数の学部・学科に併願できることや受験料が安いという魅力もありますが、同時に懸念もあります

その魅力ゆえに、多くの人が複数の学部・学科を併願して受験していることが考えられます。

 

そうすると、たくさん合格者数がいるように見えても、一握りの優秀な受験生が複数の学部・学科で大量合格しているだけということもあり得ます

 

とはいえ、もちろん魅力もあります

 

日本大学法学部のN方式第1期入試は2月の頭に実施されるため、他の入試のための予行練習として活用することができます。

 

試験会場の雰囲気に慣れるということもそうですが、試験会場までの道を覚えたり、トイレの場所を把握しておくなど、A方式入試で失敗しないための下見と考えるとかなり価値があると思います。

 

また、日本大学法学部のN方式入試第2期は、N方式第1期、A方式第1期・第2期の合格発表後に試験が実施されます。

 

そのため、倍率こそ高いものの、すでに合格を得ている受験生は欠席する可能性が高く意外と難しくはないと考えることもできます。

 

いずれにしても、ぜひ余裕を持って合格をして欲しいので、国語と英語で8割取れるだけの実力をつけることをおすすめします。

 

最新の入試情報は、大学が発行するパンフレット・受験案内をご確認ください。

スタディサプリ進路(日本大学)公式ホームページ:

https://shingakunet.com/gakko/SC000491/?vos=nrmnvccp2011061301