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「日東駒専」ってなに?
大学をグループ分けするときに使われる言葉というのがいくつか存在します。
たとえば、有名なものでは「早慶」は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
早慶は、関東の超名門私立大学2校、早稲田大学と
慶應義塾大学をさす言葉です。
ほかにも、関東ではMARCHや、関西では関関同立などがあります。
こうした言葉に、そんなに深い意味はなく、あくまでだいたい同じレベルの大学をグループにまとめているだけです。
「日東駒専」は、関東の中堅大学をさす言葉で、日本大学、
東洋大学、
駒澤大学、
専修大学が含まれます。
こうした言葉は、河合塾や東進などの予備校では合格実績のアピールに、「早慶◯◯名合格!」とか「日東駒専◯◯名合格!」が使われることが多いのです。
大学受験だけじゃない。日東駒専の価値とは?
「日東駒専」が塾の宣伝のための言葉だというと、大学受験にしか関係しないのか!と思うかもしれません。
しかし、それは大きな間違いです。
こうした言葉はほぼ必ず、就職に関係してきます。
大学生であれば、就職活動の話で学歴フィルターという言葉をよく耳にすると思います。
いま高校生で、大学選びに悩んでいるという人は、リクナビやマイナビで気になる会社の採用実績を見てみると良いかもしれません。
「採用実績校」という欄があるのですが、「全国の大学・大学院」と書いている有名な会社は学歴フィルターがあると思ったほうが良いでしょう。
具体的に大学名を列挙していくと有名大学ばかりになってしまい、学歴差別をしていると言われるおそれがあるからです。
もちろん、具体的に大学名を記載していない理由は他にも考えられます。
本当に国内の多くの大学・大学院から採用していて全部書くのは手間がかかりすぎるからかもしれません。
あとは、基本的には有名大学しか採用しないけれど、コネ採用は超バカ大学卒でも採用しているけど、そんなことを公開したくないということも考えられます。
そのほか、小さな会社が採用実績校に「全国の大学・大学院」と書く場合には、別にレベルが高いわけではない大学数校からしか採用実績がないけど、それを隠したいということも考えられます。
いずれにしても、企業が採用実績校を隠しているのには、何かしらの理由があります。
また、採用実績校がきちんと大学名で書かれていたとしても、あまりあてになりません。
かなりのバカ大学だけど、採用実績あるから採用されるでしょ!なんて考えは正直甘いです。
コネ採用や、その人に何か特殊な経験や能力があるだけの可能性のほうが高いでしょう。
自分の力で、有名企業に採用されるのに必要な学歴として、日東駒専は最低ラインといえます。
日東駒専で就職に有利な大学とは?
「日東駒専」といっても、そのなかでも大学によって就職実績に違いが出てきます。
数年前になってしまいますが、東洋経済が発表した就職実績が芳しくない大学として東洋大学が挙げられていました。
とはいえ、東洋大学に進学したら良い会社に就職できないというわけではありません。
しかし、日東駒専は、就職活動をする上で、学歴フィルターのボーダーラインに立っているということです。
日東駒専レベル未満の就活生は書類選考にすら通過できないことも多いでしょう。
つまり、日東駒専は書類選考をギリギリ通過できるラインであることが多く、
面接やグループディスカッションで会う他の就活生たちはきっと、自分たちよりも格上でしょう。
そのなかで勝ち抜いて行かなければ内定はもらえないのですから、厳しい戦いになります。
そのため、大学生活をどう過ごすかや、学閥の力というのが大事になってきます。
その点、日本で社長を最も多く排出しているのは日本大学です。
また、日本大学はマンモス校であり、学生数が多く、OB・OGも数多く存在します。
つまり、日東駒専の他の大学に比べて、日本大学は学閥の力を使える可能性が高いといえます。
そうした意味で、日東駒専のなかでは日本大学がイチオシではありますが、他の大学でも学生生活を有意義に過ごすことでカバーすることができるでしょう。
日東駒専に合格するのは難しいのか?
はっきりと断言できますが、日東駒専に合格することは難しくありません。
企業が学歴フィルターに使うくらいですから、
悪い言い方をすれば、「この程度の大学にも受からない奴が仕事で使えるわけがない」という考え方です。
偏差値60以上の高校からなら1科目でも得意科目を作れれば受かります。
偏差値50ちょっとの高校からなら3ヶ月本気で勉強すれば十分受かります。
偏差値40台の高校からはかなり本気で勉強すれば受かるかもしれません。
日東駒専に合格するために必要な勉強とは?
日東駒専を含めた、私立大学では3科目受験が一般的です。
国語、英語、地歴という科目構成になることが多いと思います。
日東駒専では、東洋大学の一部の入試方式を除いて、一般入試では3科目の配点は均等です。
しかし、英語に力を入れるべき理由は2つあります。
ひとつは、英語は点数を伸ばしやすいからです。
もともと英語が得意な人は、ちょっと話が変わって来ますが、
そうでない人は、英語に力を入れるべきです。
文法問題など、知っているだけで解ける問題が多く存在するほか、
文法がわかれば長文読解も容易になります。
英語が苦手といっている人は、基礎をおろそかにしてきたツケが回って来ているだけです。
中学英語の復習をしっかりとするだけで驚くほど点数が上がるということも珍しくありません。
逆に、国語は、ずっと使っている母国語なので急に劇的にできるようになるってなかなかありません。
また、もうひとつの理由として、思った以上に成績が伸びて来た時に、日東駒専の1ランク上の大学では入試で英語の配点が大きく設定されていることが多くあります。
さらにレベルの高い大学に合格できる可能性を考えても英語に力を入れるべきであるといえます。
大学合格後も役立つ英語
もちろん、英語は受験でも役に立ちます。
しかし、大学に入学後に留学したくなったときに、TOEFLやIELTSのスコアが足りなくて留学できないということを防ぎやすくなります。
英語を得意科目にしておけば、その後留学をするにも役立ちますし、就職活動の際にTOEICスコアを提出すると思いますが、ここでも高いスコアを持っていれば有名な会社に入れる確率が高まります。
大学在学中のTOEIC750点取得を目標に考えるのであれば、やはり大学受験時点である程度英語を得意科目にしておくべきではないでしょうか。
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